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WordPressテーマ開発者が選ぶ3つの有料テーマとは?

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WordPressのテーマ開発者である私が、時短のために有料テーマの購入を検討しました。

有料テーマを選ぶにあたって検討した3つのテーマの中から、更に購入まで至った選ぶべきポイントを書いています。

目次

選んだ3つの有料テーマとは?

私が購入を検討したテーマは以下の3つです。

Twitterで情報収集して、どのテーマに注目が集まっているか?という点から候補に上がったのが【SANGO】と【JIN】です。

Snow Monkey】はWordPressコミュニティで知っている北島さんが有料テーマを開発して販売していると知り、【Snow Monkey】も視野に入れていました。

  • 【SANGO】
  • 【JIN】
  • 【Snow Monkey】

有名な【STORK】もありますが、見飽きていたのと、WordPressテーマ開発者としてのポリシーを持っているので、1サイトのみという規約には賛同出来ず最初から外しました。

※この1サイトのみ使えるという案件は海外でも問題になり、WordPressを開発しているAutomattic社が注意するという経緯がありました。

日本の現状では比較的緩いですが、Automattic社が介入した場合、かなり大ごとになったケースもあるので、辞めた方が良いと思います。

Automattic社が制裁?として、問題の会社のドメインを入札で落としてしまったこともあります…。

Mattはやるときはやるのさ!

また、Mattは以前こういう事も言ってました。

「良い有料テーマがあるなら、僕が買ってあげるよ?ファイルはGPLなんだから、僕が買って配布すれば良いんだしね。」

このMattの発言の意図は、Mattの意に反しているGPL違反したテーマ開発者への制裁だと思っています。

彼は、真っ当なテーマ開発者でWordPressに貢献している人にこそ、お金が入って欲しいと思っているからだと思います。

Mattはこの辺に関してはかなり厳しい考えを持っているので、敵に回してはいけないと思ったものです。

イケメンでフレンドリーですけどね!

ちなみにMattは日本が大好きですから、日本の動向は注視していると思います。

Mattとは誰ぞ?

Mattとは、Matt Mullenweg(マット・マレンウェッグ)氏の事です。

WordPressの開発者であり、Automattic社の創始者、CEOです。

海外を良く巡っていて、しかも毎回手ぶらで旅行するというツワモノ。現地調達主義者ですw

最初にお会いした時は発売されたばかりのKindleを持っていました。

とても気さくでフレンドリー。

でも、曲がったことは大嫌いという性格です。

有料テーマ購入の決め手とは?

WordPressの有料テーマを購入するにあたり、デモページを確認させていただきました。

  • 適切なHTML5のタグが使われているか?
  • サイト表示に問題がないか?
  • amp化されているか?※既に自分のサイトではamp化と自作プラグインもamp化対応している為。
  • デザインが好みか?
  • デザインがサイトコンテンツと合っているか?
  • テーマとプラグインの分別が付いているか?※テーマ内にプラグイン化した方が良い機能が入っていると、テーマ移行時に大変苦労する。

その結果、デザインを変更するよりソースを変更した方が早いという結論から、デザイン優先で【JIN】を購入する事にしました。

今回はデザインを買うという選択です。

実際購入してみて、気に入らない部分があれば、子テーマでカスタマイズしてしまえば良いので。

ちなみに【Snow Monkey】だけは唯一amp化に対応しているので、amp化が必要な方は【Snow Monkey】を候補に入れて見てはいかがでしょうか?

Snow Monkey】は、私が開発するWebサイト設計とほぼ同じ構成でした。

amp化に対応していない有料テーマが多い

WordPressの有料テーマを購入するにあたり、1番障壁になったのがamp化です。

私が開発した自作テーマは全てamp化に対応していたので、テーマを移行するに当たって最も障害となったのが、amp化していない有料テーマが多いという事でした。

当然amp化に対応しているテーマから、対応していないテーマに有効にしてしまうと、Googleさんから怒られてしまいます。

amp化自体はさほど難しいわけではありません。

もはやamp化は必須のものとして認識しているので、有料テーマがamp化の対応に遅れているのは問題かなと思っています。

本音は【Snow Monkey】

同じWordPressテーマ開発者として、WordPressのGPLをきちんと理解した上でテーマ開発している北島さんを応援したいという気持ちがありました。

今回は女性向けのサイトでデザイン重視でいきたかったので…スミマセン。

3つの有料テーマを徹底比較

デザインは個人によって好みが分かれます。

サイトのテーマによって、合うか合わないか生じるので、その辺も交えて記載しています。

SANGO

デザイン △

マテリアルデザインの為、影が象徴しすぎていて、個人的にはちょっと気になります?

控えめの1px程度の影ならよいのですが、この辺は完全に個人の好みです。

全体的にパステル系の淡い色使いをしている為、ぽやっとした可愛さがあります。

その為、サイトやブログの内容がカチッとした内容だと、この色使いに合わないんですよね。

例えばビジネス系は硬いデザインが合いますし、化粧品などの美容系は可愛さより格好キレイのデザインが合うので、SANGOと合いません。

※年齢層が低い美容系だとSANGOと合うかもしれません。

イラスト中心のサイトやブログには向いているのかもしれません。

サイト設計(HTML5) ◯

HTML5の構成は適切に設計されているという印象です。

私はWeb情報は日本のサイトでは見ません?
ほぼ話題になったら海外サイトで情報を探してしまうので…。

SANGOのテーマ制作者の方も今回知りました…ゴメンナサイ。

amp ×

amp化はまだ未定で、今後実装する可能性はあるとの事です。

機能 ◯

ブロガーから好まれる機能が盛りだくさんでした。

ブロガーが欲しいと思われる必要最低限の機能を中心として、他にもタイムラインなどなるほど!という新機能に惹かれたのは事実です。

テーマが軽量であることも魅了的な1つです。

価格

価格は10800円です。

この機能で10800円は安いなと思ったほどです。

機能が充実していて、比較的手が届きそうな価格帯なので、話題になるのも頷けます。

JIN

デザイン ◯

サイトのテーマカラーをある程度自由に変えられるのと、型となっている部分がカチッとキレイにまとめられているデザインなので、ビジネス系や美容系でも使うことができるデザインです。

ヘッダー部分のデザイン部分も数種類から選択できます。
デザインが変更できる機能もあり、JIN】の公式サイトでデザインスキンを配布しているので、その中から自分のサイトテーマにあったデザインを選ぶという選択肢があります。

サイト設計(HTML5) △

関連記事にasideが使われていなかったり、ページングのタグにnavが使われていなかったりするので、若干HTML5のタグが正しく使われていない感がありました。
あと、やはり全体的に重いです。

内部処理(スマホとPCの出し訳にwp_is_mobileを使わず独自タグを使っているなど)が多いのと、画像重視のテーマ構成なので、記事に画像を乱発するとサイト自体が重くなります。

サイト表示時のアニメーション効果が重たく感じさせているのもあります。
※アニメーションで表示は、オフにもでできます。

当たり前ですが、何かを噛ませばその分表示速度は遅くなります。→これ鉄板。

※私は画像部分(主にアイキャッチ)を全て外部URL化し、適切なサイズで表示するようにカスタマイズしました。

amp ×

amp化は今後検討するとの事です。

ただ、エディタ周りの機能が多いので、CSSのファイル制限の影響で、実装時にどこをどう削るか苦戦を強いられると思います。

※私はamp化しちゃいました。

機能 ◯

機能はSANGOに劣りますが、ブロガーが欲しいと思われる基本的な機能は一通り揃っています。

価格

価格は14800円です。

若干高めの設定です。

HTML5周りが弱いのと、テーマが若干重めの印象なので、この価格帯は若干高めの印象です。

このデメリットはSEO的にマイナス要素が大きいので、ここを改善するか、AMP化対応するかで本来の価格帯になるのかなと思っています。

私は【JIN】を購入しましたが、軽量化の為のカスタマイズのコストが既にテーマ代を上回っていますw

Snow Monkey

デザイン △

色味が少ないシンプルなデザインです。

その為、文章をとにかく読ませたいという方におススメのテーマです。

というのも、色を使いすぎると目線が外れてしまうので、読者に集中して読ませたい場合は色味が少ないシンプルなサイトの方が良いんですよね。

企業サイトやビジネス系のブログなどに合うテーマだと思います。

北島さんはスキンで変更できるように開発しているので、今後スキンが増えれば用途が増えるんじゃないかなと思います。

サイト設計(HTML5) ◯

私のサイト設計のモットーであるシンプルで 無駄タグがありません。

如何に最低限のソースで設計するかが、結果的にはテーマの軽量化につながり、サイト表示速度にも関わってくるので、無駄がないソースは惚れ惚れしてしまいます。

HTML5のタグも適切に使われています。

amp ◯

やはりテーマ開発者としてamp化対応のテーマの必然性をよく分かっていらっしゃいます。

既にサイトがamp化に対応している方にとっては、amp化していないテーマには移行しにくいので、有難いテーマだと思います。

機能 △

機能も基本的な機能は揃えていますが、SANGOやJINと比較するとブロガーとして必要な機能は少ないかなという印象です。

価格

価格は16800円です。

他のテーマより価格は高いです。

買い切り型からサブスクリプション型に変更するとの事で、年or月単位で料金がかかってくる支払い体系になります。

詳細→ 100% GPL WordPress 有料テーマ Snow Monkey をサブスクリプション(継続課金)モデルに移行したので、あらためてサービス内容をご紹介

そうなると個人では手が届かなくなる価格帯かなという印象です。

この件は別件で記事にしたいと思います。

WordPress5.0ではエディタ周りに大変革が起きる

まだ精査の段階ですが、WordPress5.0ではエディタ周りに大変革が起きる予定が9月にあります。

バージョンアップした際、現状のエディタ周りのカスタマイズが消えることになります。

AddQuickTagなどのプラグインでエディタ補強している方や、TinyMCEを愛用している方は一切使えなくなります。

このGutenberg(グーデンベルグ)に反対する人と良いなら変更した方が良いという人とで意見が対立しています。

また、まだまだバグが多く、バクがあるとセキュリティ的にまずい仕組みなので、慎重になっています。

WordPress 5.0で組み込まれるのは厳しい状況ですが、どうなるか…。

ただ、Gutenberg(グーデンベルグ)が実装されても、現状のエディタの仕組みをプラグインで維持するという話も出ています。

※ただし、エディタ周りのプラグインやカスタマイズがそのまま使えるかはまだ不明。

テーマ開発者の方は、今後注視しなくてはいけない案件です。

まとめ

私は最終的に【JIN】を選択しました。

ブログを楽しく続けていきたいという方には、ブログ更新時に楽しく書ける機能が豊富な方が、書くモチベーションが上がると思います。
その点は【SANGO】も【JIN】もエディター機能やコンテンツ内の機能が充実しているので、後はデザインの好みになると思います。

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この記事を書いた人

WordPress1X歴のテーマ開発者がWordPressの有料テーマを購入したのがキッカケで、WordPressのカスタマイズTipsを纏めています。

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