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WordPressテーマ開発者が有料テーマを販売するにあたり注意すべきこと

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WordPressの有料テーマは、買い切り型とサブスクリプション型があります。

今回【Snow Monkey】の販売形態を、買い切り型からサブスクリプション型に変更するとのこと

で、色々思うことがあり記事にしてみました。

WordPressテーマ開発者が有料テーマを販売するにあたって、自分なりにまとめています。

目次

買い切り型とは?サブスクリプション型とは?

買い切り型は、1度購入者が買ったら、それ以降お金はかかりません。

サブスクリプション型とは、料金/年もしくは料金/月というふうに定期的にお金を支払う形になります。

ここで、WordPressの有料を販売するにあたって、重要な事が1つあります。

開発したテーマを、どの層に売りたいか?という、ターゲットを決めることです。

企業向けなのか?個人向けなのか?ターゲットを決める

開発したWordPressのテーマを売りたいという人は、企業向けに売りたいのか?個人向けに売りたいのか?、2つのターゲットに分かれると思います。

どちらを選択するかによって、テーマに盛り込む機能も変わってきますし、デザインも変わってきます。

ターゲットを良く見極めて開発する必要があります。

中途半端が1番ダメですね。売れません?

Web制作会社&開発者向けに売りたい場合

Web制作会社でも、企業サイトを請け負う時にベースとなるテーマがあると思います。

そうしたWeb制作会社向けのベースとなるテーマを作りたいというテーマ開発者も多いと思います。

Web制作会社&開発者が求めているテーマとは?

企業向け、つまりWeb制作会社やWeb制作者に自分の開発したテーマを使ってもらいたい場合、あまりゴテゴテにカスタマイズしてしまうと購入した開発者が扱いづらくなります。

そう、他人の書いたソースを判読して、内容を理解してカスタマイズするとなると、WordPressのテーマの場合、PHP、JavaScript、HTML、CSSを理解しなければなりません。

購入したテーマが余りにも複雑すぎると、自分で開発した方が早いという結論に達してしまいます。

そうならない為に、Web制作者向けに販売する場合は、なるべくソースがシンプルで可読性の高いテーマが求められます。

WordPressのテーマ本体はなるべくシンプルにして、開発者がカスタマイズしやすいベースを作るという認識の方が良いです。

機能を盛り込む場合は、なるべくプラグイン化し、セットで販売するというのも手だと思います。

またWeb制作者会社向けだと、どうしてもクライアントが企業となるので、カチッとしたデザインやきれい目のデザインが好まれると思います。

オススメの料金体系

サブスクリプション型が良いと思います。

Web制作会社向けに販売する時に買い切り型にしてしまうと、延々とサポート代無料の状態でアップデートしていかないといけないので、どうしても開発者がアップデートやサポートで手一杯になりながらも収入が入らないという状態に陥ってしまいます。

特にテーマを100%GPLにする場合、Web制作会社や開発者は1テーマで複数のクライアントに回せる状態になってしまいます。

Web制作会社は1度買えばクライアント数×1テーマで数年間丸儲けの図になります。

一方で開発者の収入は1テーマ代のみ…

それだと作り損になりかねないので、Web制作会社とWINWINになるなら、サブスクリプション型で販売し、クライアント数×1テーマ×年数で料金を徴収するする販売形態の方が良いですね。

その一方で、クライアントにテーマ代を毎年or毎月請求するのか、

はたまたWeb制作会社が1度購入して毎年or毎月テーマ開発者に支払い、クライアントには請求せずに、1つのテーマで使い回すか…。

どちらが良いかとなると、テーマ開発者にお金が渡るには、クライアントに支払ってもらう方が良いとは思いますが…。

いずれにせよ、サブスクリプション型の料金体系は敷居が高くなると思います。

個人向けに販売したい場合

今度は逆に個人向けに販売したい場合を述べたいと思います。

まず個人というと、誰に当たるのか?という事ですが、WordPressのテーマを開発できちゃう人は作っちゃうと思うんですよ。

無料テーマを利用して子テーマでサクッと作ってしまうと思います。

なので、この場合の個人はWordPressのテーマを開発できない人やカスタマイズができない人、つまり、ブロガーやアフェリエイターなど個人でWordPressのブログを運営している人にあたります。

個人が求めているWordPressテーマとは?

Web制作の知識のない人は、まずテーマを選択するに当たって、テーマの機能である程度サイトをカスタマイズしたがる傾向にあります。

みんなが同じテーマを持っていても、そのテーマで自分の色を出したい、サイトのテーマに合わせたデザインにしたいと思っている人がとても多いです。

なので、テーマの機能面を重視する傾向にあります。

現在Twitterで売れている有料テーマの傾向を見ると、SANGO、JIN、Snow Monkeyあたりでしょうか。

これらのテーマはとても多機能で個人受けしやすいデザインとなっています。

デザインがきれいめ、可愛い系、そして配色も変えられる。

その上、アフェリエイトする上での機能も充実して、素人でもきれいなサイトを手に入れることができます。

オススメの料金体系

価格は大体10000〜15000円

個人で買い切りでこの値段だったら手に届く。

そして機能が充実しているから、買った方が安上がりという考えの人がとても多いのを感じました。

ブログを書くのが楽しいという機能要素もあり、モチベーションアップに繋がったという人もいます。

ですが、料金体系はサブスクリプション型ではまずこの個人層に手が届かなくなります。

個人で毎年一定の金額がかかると言うのは、思っている以上に負担になります。

個人向けにサブスクリプション型の料金体系を展開するなら、低価格でしょう。

でも、おそらく殆どの人は手を出さなくなります。

大型アップデートのみ小額いただくと言う手もありますが、うーん。。やはり買い切り型じゃないと手が出ないですね。

Snow Monkeyが料金体系を見直し、サブスクリプション型に移行

買い取り型の有料テーマであったSnow Monkeyがサブスクリプション型に移行しました。

周囲からサブスクリプション型の要望の声が多かったと言う事を聞きましたが、その周囲の声がWeb制作者となると、Snow Monkeyは個人よりWeb制作会社向けのテーマに移行すると言う事なのでしょうか。

おそらく、サブスクリプション型に移行すると、個人では手が届かなくなります。

そうなると開発者さんはWEB制作者向けのテーマとして舵を切ることになりそうですね。

まとめ

WordPressのテーマを有料で販売したいと思う人は、まずターゲットを絞りましょう。

誰に売りたいのか?

→企業か?Web制作会社か?個人か?ブロガーか?

売りたい人はどういうデザインを好んでいるのか?

層に幅がある場合は、どこまでカバーするのか?

売りたい人はどういう機能を求めているのか?

料金体系は買い切り型か、サブスクリプション型か?

などなど、ターゲットを明確にしたら、必ずそのターゲット層が何を望んでいるのかをリサーチし、落とし込んでから、作り込む要素を絞っていきましょう。

そのリサーチを怠ると、中途半端なものになってしまいます。

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この記事を書いた人

WordPress1X歴のテーマ開発者がWordPressの有料テーマを購入したのがキッカケで、WordPressのカスタマイズTipsを纏めています。

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